Feed on P2Pを懲りずに考えてみる

P2Pを軽く予習したので、またFeed on P2Pについて考えてみる。

現状の流通との比較とか
フィード配信のプロセスを改めて考えてみる。
生成してサーバに置いて、それを何かしらのアプリケーションで購読してもらう。
P2Pで配信する場合、どこに置く事になるんだろうか。
peer用に常にポートを解放しているマシンをウェブサーバとして使えるだろうか。
駄目だとすると、専用のマシンが必要になる。
で、フィードを自社サーバに置いている企業の場合どうなるか。
社内ネットワークから切り離したところに置かないと危険で仕方が無い。
負担が軽くなるP2Pを導入するんだから、専用のマシン(+ネットワーク)なんか用意してられない。
なら、外部のサービスを導入すればいい。
・・・?、結局フィード自体はどこかに集まるってこと?
フィードがどこかに集まる訳じゃなくて、生成と置くところまでの代行依頼がどこかに集まるのか。

ウェブとP2P
ウェブとP2Pネットワークとで、ちょっとしたズレがあるのかな。
あ、C/SとP2P(C+S/C+S)だ。
個人のフィードを個人のPCで流通させるのにはいいかもしれない。
個人が利用するレンタルサーバの場合、共用が多くてトラフィックが急増すると問題が起きる。
だから、フィードはP2Pで流通させてサーバの負担を軽減させましょう、と。
でも、個人環境で負えるリスクと、ビジネス環境で負えるリスクとは別。
そうすると、個人ユースとビジネスユースとでフィードの流通形態が分かれる事になる。

2種類の流通に対するアグリゲーション
仮に、2種類の流通経路が出来上がったとする。
その場合、相互アクセスができないというのはナンセンス。
つまり、ウェブからP2P、P2Pからウェブというアクセスが実現できないといけない。
Bloglinesの様なアグリゲーションサービスについて考えてみる。
P2Pで流通するフィードをウェブサーバからアクセスできる様にしないといけない。
P2Pに対して完全にクライアント(受け手)としてアクセス出来ればいいけど、そうするとP2Pの存在意義がなくなる。
ウェブがC/Sで、P2PはC+S。
C/SはCが一方的に増える形だけど、C+SでCが一方的に増える状況は喜ばしくないし意味が無い。
C+SとCとの場合で、利用サービスに差を付けるとかで対応できるかな。
ポートを閉じたままでもフィードを受け取れる機能が実装されていないと、困った事になりそう。

効果測定はどうか
P2Pの場合、中央サーバを用意してそこで効果測定させればいいのかな?
いわゆるハイブリッドP2Pでいくと。
中央サーバが用意されるなら、検索もさせればいいと。
あれ、P2Pはすでにアグリゲーションされてるのか。
流れる物はフィードしか無い訳だから、なにもせずにアグリゲートできる訳だ。
ビジネス目的の第三者介入は難しくなるのかな。
機能追加はオープンソースなりプラグイン対応なりで可能だと思う。
機能のライセンス販売(契約)とかでいける?
集計用サーバの追加機能とか、アプリケーション提供側の対応もないと駄目かな。

結局、フィードをP2Pで配信することになるのか
P2Pで流通させる最大の利点は、帯域軽減。
最大の問題点は、セキュリティ。
サーバ増強とかに必要な負担と、セキュリティに対する負担。
正直、個人的には資金・人員でどうにかした方がいい気がする。
P2Pはインフラ寄りの性質が強いと思う。
現状のインターネットがC/Sな以上、わざわざフィードだけP2Pで流す意味が本当にあるんだろうか。
専用アプリケーションと特殊な設定が必要な以上、どのPCでもFeed on P2Pを利用できる訳じゃない。
機能を限定した利用ができても、全環境で同じ状態を維持できないなら既存のアグリゲータには勝てない気がする。
C/SとP2Pが逆転したら、色々変わってくるとは思う。
あくまで、先を見越した実験的な例って事なのかな。

C/SとP2Pの逆転はいつ?そもそもあり得る?
今は、基本的に目的ごとに棲み分けされている。
大容量のファイルを効率的に流通させる事を考えれば、圧倒的にP2P(Bittorrent)。
じゃあ、ウェブはどうか。
ダイナミックコンテンツが存在する以上、C/Sは残る。
有料コンテンツとか著作権とか、結局C/Sが無くなる事は無い。
つまり、ウェブ上に存在する各コンテンツごとに考えて、棲み分けや融合を考えましょう、と。
目的に沿って最適な解法を提供しましょう、その1つの手段にP2Pがあります、と。

とりあえず
フィードに関しては、C/Sがいいんじゃないかな。
フィード自体がまだまだ発展途上な訳で、そこに合わせて発展途上なP2Pを加えるのはリスキーすぎる気がする。
流通手段を考えるより先に、「物」を充実させましょう。
宝箱に「ひのきの棒」とか入れられてもどうしていいか分からなくなる。
いけない事だけど、有料ソフトがタダで手に入るってことでP2Pは脚光を浴びた訳だしね。

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このページは、koshigoeが2005年10月16日 00:10に書いたブログ記事です。

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